鍵と防犯辞典

泥棒が嫌うお家

玄関の鍵をバッチリ閉めて完璧!と思って出かけても、わずかな隙があれば泥棒にとっては恰好のターゲットになります。鍵をかけなければならない場所はすべての扉と窓です。とくに玄関の鍵を閉め忘れたことによって空き巣に入られるケースが多く、ゴミを出しに行った時、近くのコンビニに行っただけ、なんならテレビを見ている・ご飯を食べている間にでも空き巣や居空き(家に人がいる際に見つからないよう泥棒をする行為)の被害に合います。在宅中であっても、出入りしやすい扉は鍵をかけるようにしましょう。家の周りにはたくさんの死角となる場所があることはご存知でしょうか。例えばプライバシーに配慮してブロック塀が高い家や、木で囲われている場合、泥棒にとっては近所の人からの視線を遮る役目となります。また隣家との間は夜になるとほとんど見られない為、窓から侵入される事があります。次に人はあまり上のほうに注目しない為、ベランダや2階の窓へ登れるものがあると身軽な犯人は簡単に登ってきます。

鍵を閉める以外の防犯対策は、ずばり音と光です。庭に番犬がいるから不審者が来たら吠える、そういった対策はあまり意味をなさないことが多いです。良く吠える犬は、周囲の人にとっては日常的な事となっており、不審者が来たことを知らせづらいです。また吠える声がガラスを割る時の音をごまかす役目となることもあります。犯人が犬嫌いであれば効果はありますが、扱いの上手い人であれば逆に利用されてしまいます。ですので周囲にきちんと知らせる為には、センサータイプのアラームやライトを取り付けておきましょう。

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