鍵と防犯辞典

空巣の進化した手口

空巣や泥棒は入念にターゲットとなる家の住人の行動を確認します。基本的には近所の人に怪しまれない服装で物色したり、近くに駐車場・24時間営業のお店があればそこから観察したりします。しかし、最近では若者のコミュニケーションツールで人気のSNSサイトを利用することもあるのだそうです。

Twitter,Facebook、LINE、mixiなど1度は聞いたことがある、または現在利用している人は多い事でしょう。実はこれらのツールを使用した際、画像付きの投稿で画像に位置情報が含まれている場合があります。設定で消す事は出来ますが、知らずに画像を投稿している方も多く、他人に撮影した場所・自宅がばれてしまうケースがあります。そうした画像から住所を割り出し、あとは住人の行動を確認するのですが、いちいち住所まで行き24時間観察せずとも住人自ら出かけ先・旅行に行くなどの予定を発信してきます。あとはその日に合わせて空き巣行為を働くというわけです。

空巣は何もSNSを使わない世代ばかりではないのです。20代・10代の犯行も見受けられます。何でもかんでも情報を発信してしまうと、こういった被害に合う可能性がありますので、今日1日の予定をツラツラと書いたり、旅行の日取りをつぶやいたり、また1人暮らしの人は退社・出勤の時間(仕事おわったー、今から帰る)などの情報もライフスタイルを知られる事となります。

もしプライベートな事を多く発信するのであれば、知り合い以外に情報を見られないように鍵をかけるようにしましょう。

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